未経験エンジニアの転職で年収を気にするべきではない理由

経験からエンジニアに転職する時って、基本的に年収は横ばい or 下がります。

僕の場合も「ほぼ現状維持」という感じでした。

転職の目的の一つとして「年収アップ」がありますが、エンジニアへの転職時にそれを気にしすぎると逆に遠回りになって失敗しやすいです。

要は、「年収は転職時の軸として優先度を下げた方が良い」ということ。

今回はその理由について解説していきます。

※念押しですが、あくまで「未経験から初めてエンジニアに転職するとき」の話です。
一度エンジニアになった後の転職では思いっきり年収を軸にしていいし、そうすべきだとも考えています。

未経験エンジニアの転職は、年収よりスキルを優先する

現在エンジニアの需要は高く、身につけるスキルをよほど間違えなければ(需要の極端に少ない言語を選んだりしなければ)年収を上げていく事は難しくないです。

ただ、最初の転職でこだわるべきは絶対的に「スキルの身につけやすさ」だと思います。

理想的な流れとしては、

  • 最初の転職で(年収は低くても)きちんとモダンな開発の中でコードが書ける現場に入り込んでスキルを短期間で伸ばす
  • 2回目以降の転職(あるいは独立)では、それまでの現場で積み上げたスキルを武器にどんどん年収/単価を上げていく

という感じ。

例えば、

A: 年収は今より少し下がるが、実際にコードを書いたモダンな開発ができる会社
B: コードが書けるかは微妙だけど、年収は今より上がる会社

の2つがあったら、迷いなくAを選ぶべきです。

Bを選んだ場合、確かに次の年の年収は上がるかもしれません。

しかし、2年後を想像してみると、

Aを選んだ人: 実践でバリバリとコードを書き、着実に実力を伸ばしている
Bを選んだ人: あまりコードは書けず、テスターや社内業務が中心

という状況になる可能性が大いにあります。

業績を伸ばしつつエンジニアを好条件で採用している”イケてる企業”が見ているのは、「開発現場でどれだけ手を動かしてスキル/経験を積んできたのか」という所なので、この時点ではBを選んだ人はほとんど評価されないんですね。

一方で、Aを選んだ人のように「2年間モダンなWeb開発現場でコーディングができている」というのは、”イケてる企業”側から見ると「もうそれなりの技術はありそう」という判断になる事が多いのです。

わずか1,2年で大きな差が付くので、転職軸は間違えないようにしたいですね。

本来入った方が良い会社を見逃すリスク

いざ「エンジニアに転職するぞ!」となった時、ほとんどの方は転職エージェントを利用する事になると思います(僕もそうでした)。

エージェントを利用した転職の流れとしては、

1.希望条件を伝える
2.エージェントがその条件に沿った企業情報をいくつか持ってくる
3.その中から、自分が応募したい企業を選んでエントリーする

となるわけですが、3.にあるように、基本的には「エージェントが持ってきた案件の中から応募する企業を選ぶ事になる」というのが重要なポイントです。

逆に言えば、エージェントが紹介してこなかった企業は(他の経路で情報を取りに行かなければ)そもそも選択肢に入ってこないんですね。

エージェントは「転職者の希望条件に合った企業だけを選んで紹介する」という価値提供をしているわけですが、その選択によっては「転職者が本当に入るべき企業がスクリーニングで弾かれる可能性」があるという事です。

例えば、初めてのエンジニア転職で「希望年収」の額と優先順位を高めに伝えた場合、エージェントはその年収額に合致しない企業を紹介しないかもしれません。

しかし、その中には「未経験エンジニアがきちんと開発に携われる企業」が含まれている事も十分に考えられます。

このリスクに対する対策は、

最優先の希望条件は、「年収」ではなく「開発経験が積める事」であることきちんとエージェントに伝える

です。

僕の場合は、この条件をしつこいくらいにエージェントへ伝えていたので、「スキルを伸ばしやすい企業」を見逃すことなく応募し、転職する事ができました。

条件の伝え方一つで自分が入るべき企業にそもそも出会えないのは非常に勿体ないので、転職エージェントへのコミュニケーションは齟齬が無いように気をつけましょう。

最後に

  • 最初の転職では年収を気にしないでスキルを最優先
  • 2回目以降の転職からがっつり年収や単価にこだわる

という、「肉を切らせて骨を断つ」的な戦略がオススメである理由をお話ししてきました。

目の前の年収を優先したくなる気持ちは僕もよく分かりますし、むしろ「自分はこれくらいの年収でいいかな、、」という消極的な姿勢よりも健全だと感じます。

ですが、「他業種からのエンジニア転職者」というのは、新卒やそれ以前からプログラミングに取り組んできた人たちと比べるとどうしても不利な立場にありますので、最初だけはグッとこらえてスキル習得に励んでいきましょう。

ここを乗り越えれば1-2年で仕事を選べる立場になれるのが今のWebエンジニアという職業の良いところです。

「エンジニアになるまでのステップについてもっと知りたい!」という方は、以下の記事なども参考になると思いますので是非チェックしてみてくださいね。

それではまた次回の記事で!