「変わりたい」のに行動できない、生物学的な理由

なぜ、分かっていても行動できないのか?

こんにちは、Yamaです。

突然ですが、「今の生活に不安があって、変わりたいと思っているけど一歩先に踏み出せない」という人って多いですよね。

僕自身も、新卒入社した金融機関でそういう状態に陥っていました。

「このままこの会社に居続けても、市場で通用するスキルや考え方、そして何より、自分が楽しいと思えて納得できるような仕事は回ってこないだろうな」という事だけは分かったのですが、それを変えるための一歩(例えば転職)が踏み出せずにいたんです。

一歩踏み出せば、確実に良い方向に向かうはず。
でも、行動できない。

なぜ、「変わる」という決断をし、それを行動に移すことがこんなにも難しいのか?

その理由を探るため、片っ端から関連しそうな本や記事などを読み漁っていたのですが、ある時、「なるほど!そういうことか!」と腑に落ちる説明を見つけたのです。

「行動できない理由」を知った僕は、それに対して策を打ち、新卒入社4ヶ月での転職に踏み切ることができました。

その後、Webエンジニアという「価値の高いスキルが習得できて、しかも楽しい。これは自分に合ってる!」と心から思えるキャリアへ転向することができたのです。

今回は、僕がその過程で知った「人が行動できない理由」についてシェアしたいと思います。

これを知っておくと、「行動できないのは自分の意思が弱いからだ…」みたいにセルフイメージを下げることもなくなりますし、逆に「行動するためにはどうすればいいか」という対策が打てるようになるはずです。

ぜひチェックしてみてください!

行動できない理由

ヒトは、本能的に変化を嫌う生物である

結論から言ってしまうと、これが最大の理由です。

行動できないのは、あなたの意思が弱いからではありません。
そもそも、ヒトという生物は変化すること自体を避けようとする習性を持っています。

以下で少し詳しく見ていきましょう!

コンフォートゾーンとホメオスタシス

何やら難しそうな言葉が出てきましたが笑、中身は簡単なので心配いりません。

僕たち人間は、「コンフォートゾーン」という「自分が心地よいと感じる環境や心理的な状態」をそれぞれ持っていて、多くの場合、そのゾーンは「今自分がいる環境(職場/人間関係など)」に設定されます。

そして、コンフォートゾーンから離れようとすると潜在意識の領域で非常に強い反発が起こるんです。

この反発作用のことを、生物学の用語で「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と呼びます。

例えばヒトの体温って、真夏だろうと極寒だろうと関係なく、だいたい一定(36.5度くらい)に保たれますよね?

外界の気温によって体温が変化してしまったらヒトはすぐに弱ってしまうため、それを防止するためです。

つまりホメオスタシスは、ヒトの生存を脅かす「変化」を避けるために、潜在意識の中に埋め込まれたプログラムなのです。

「人生を変えていくための行動を取る」=コンフォートゾーンから離れること

なので、あなたの意思の強さに関係なく、「これやったら人生変わる!」というような大きな決断になればなるほどホメオスタシスが強烈に働き、現状維持の方へ引き戻されてしまうわけですね。

僕が新卒入社後になかなか退職に踏み切れなかったのはこれが理由でした。

「早く辞めて転職してしまった方が、間違いなく充実した人生を送れる!」と頭では分かっていても、実は潜在意識で強烈な反発を受けていて、行動まで至らなかったのです。

行動を起こすための処方箋

ホメオスタシスを利用する

「そんな機能が本能的に備わっちゃってたら、もうお手上げじゃん!」と思われるかもしれませんが、実はオススメの対処法があります。

それが、「ホメオスタシスを逆手に取る」というものです。

先ほど、

「ホメオスタシス」=コンフォートゾーンから離れようすると働く、強烈な引き戻し作用

という説明をしました。

コンフォートゾーンが「今自分がいる環境(職場/人間関係など)」である限り、この作用は「変わりたい!」と思う人にとっての足かせにしかなりません。

しかし、ちょっと考えてみてほしいのですが、コンフォートゾーンが「自分が目指す目標地点」に設定されたとしたらどうなるでしょうか?

そう、逆に「今自分がいる環境」が「コンフォートゾーンから外れた場所(=潜在意識のレベルでいたくない場所)」になりますよね?

すると、先ほどと全く同じ原理でホメオスタシスが働き、「目指す目標地点=コンフォートゾーン」に向かうような行動と選択を「潜在意識で」取るようになります

こうなると、放っておいても自動的に目標地点へ移動できる。
つまり、変わるための行動を自然と取れるようになるのです。

「新卒入社して会社を短期間で辞める」という変化を前に躊躇していた当時の僕は、「転職に成功し、価値の高いスキルを楽しく得られる仕事ができている」という状況をコンフォートゾーンに設定しました。

このようにコンフォートゾーンをズラすことができれば、ホメオスタシスの働きにより自然と「望むスキルを身につけられない仕事をしていること自体がおかしい。転職しなきゃ..!」という発想になります。(そう仕向けます)

結果、「退職に踏み切る」という行動を実際に取ることができたわけです。

このタイミングで辞められていなかったら、今のキャリアへの移行はおそらくずっとなかったでしょう。

「ヒトが行動できない理由」について早めに知ることができて、本当に良かったなぁと今では思っています。

最後に

いかがだったでしょうか?
復習がてら、今回の内容をまとめます!

  • 「変わりたいのに行動できない」のには、「ヒトは変化を避ける機能を持つから」という生物学的な理由がある。
  • キーワードは「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」
  • 行動するためには、コンフォートゾーンをずらし、ホメオスタシスを逆に利用するべし

※「コンフォートゾーンのずらし方」については次の記事で紹介したいと思います。

「現状に不満があるけど一歩踏み出せない」という方は、まずその原因を把握するところから始めましょう。

何事も、原因が分かれば適切な対処ができますし、回り道をして時間をロスすることも少なくなりますよ。

ということで、今回は以上となります!ありがとうございました。